Montrealの秋と夏   KGH



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退職後ロンドン、モントリオール、クライストチャーチ、プリンスエドワード島の シャーロットタウン に滞在してきたが、2002年再びモントリオールを訪れ秋と夏を経験した。
2001年9月16日初めてモントリオールを訪問した時は、11日に起きた同時多発テロの関係 でセキュリティチェックが今までになく厳しかった。ホストマザーはマルシアといい、 食事は野菜が少なくチキンとヌードルの2ミールであった。

2002年モントリオールへはシャーロットタウンに3週間滞在した後引き続き訪れたわけで、 カナダの地方都市と大都市の生活を体験出来た。今年のホストマザーは台湾出身で カナダ人と結婚したアイリスという人で料理も中華風で海外生活で初めておいしい 食事に出会えた。下宿人も日本、ブラジル、ドイツ、ベネズエラと国際的である。
語学学校は旧市街にあり時々観光馬車が前を通っている。2002年同じクラスに同じ 会社の先輩のお嬢さんと一緒になった。地球の反対側で関連のある人に出会うとは 夢にも思わなかった。よく出来た人で他の学生の評判も良く、体調を崩していた時ア ドバイスをしてもらった。2001年は秋から冬にかけて滞在したため祭には出会わなかっ たがケベックの紅葉を楽しんだ。落葉のとき葉が雪が降るように落ちてくるさまは 壮観である。
2002年はJazzフェスティバルが開催中であり毎晩聴きに行った。全部で500以上の コンサートがあり無料のステージも11カ所ある。世界一の規模とホストが自慢していた。 Jazzが終わればコメディフェスティバルが始まりこれも毎日のように通った。冬が厳し く長いため短い夏を楽しもうということであろう。物価は日本より安く感じたが消費税約 17%に加えチップが15%程度必要なため(レストラン等)決して安くはない。カナダは 日本に比べ直接税、間接税とも高いので何故か聞いたら世界第二の面積を有する 国でありながら人口は4000万人足らずである。広い国土を少ない人で維持しなければ ならないので、必然的に税金が高いそうである。これに比べると日本は狭い国土を大勢で 維持すれば良いのでもっと税を下げても良いのではないか。下げられないのは不必要な ことを沢山行っていて無駄使いをしているのではないだろうか。
学校主催のアクティビティはハイキング、NHLアイスホッケー観戦、地元学生とミーティング、 ナイヤガラ滝観光等あり可能な限り参加した。台湾の留学生リンダと仲良くなり2週間 一緒に行動して楽しい思いをした。後日キングストンに一泊旅行に出かけた時も偶然出 会った。そこは1000以上の島があり、 サウザンドアイランズクルーズ船が出ていて紅葉の季節でもあり 綺麗であった。
以前カナダに観光旅行に行ったときはごみも落ちてなく綺麗な国との印象であった。 しかしモントリオールは大都市であり町の中にはごみが落ちていて大都市はどこも一緒 だと思った。地下街が整備され買物をするとき地下街に行くと必要なものは地上に出な くても揃う。冬は零下20℃以下になることもあるので地下街が充実している。ケベック州 はフランス語が公用語であり殆どの店が2カ国語で書いているが、店員は英語も話すた め特に不便は感じなかった。 それとスーパー、コンビニにも酒を売っている(私が行ったことのあるカナダの他の州はリカーショ ップにしか売っていない)ので時々スーパーにビールを買いに行った。日本の自宅付近のスー パーで果物を買おうとすれば殆どパックに入っていて杏一つは買えないが、カナダの スーパーはどんな果物も野菜も山積みにして売っているのでスモモ2個りんご1個杏3個 というように要るだけ買うことが出来る。勿論大量に購入する人は袋ごと買うことも 出来るようである。私は今日食べるものは良く熟れたものを選び、明日以降食べるもの は固いものを選んで買っていた。レジでは果物毎に台に乗せれば金額が出てくるように なっていて日本のスーパーは遅れていると感じた。またトレーもラップも不要なので環 境面でも地球にやさしいしパックする人手も要らない。
モントリオールからはニューヨーク、ボストン行きのバスがあり安く行けるため2001年は ニューヨーク2002年はボストンに出 かけた。ニューヨークでは通勤時間帯に地下鉄に乗ったがみんなやる気まんまんの顔をしていて活気が あり、さすが世界の中心の都市だと思った。ワールドトレードセンター跡は大きな鉄骨がむき 出しになっていたが写真を撮る気も起きなかったし、リバティ島には上陸できなかったので船上 で自由の女神を見るしかなかった。テロ後2カ月足らずなので仕方がないとは思ったがやはり 寂しかった。ボストンにはボストン美術館に行くのが最大の目的であった。日本美術が多いと いうことであったが、私が行ったときは掛け軸を中心に展示していて浮世絵は少ししか展示し ていなく期待はずれであった。 次の週は学校をサボってニューオーリンズに旅行した。ニューオーリンズはJazz のふるさとであり、昔から行きたい都市の一つであったがやっと念願がかなった。 屋久島と同じくらいの緯度なので暑かったが、室内はモントリオールとは異な り冷房がガンガン効いていたので違和感を感じたがここはアメリカである、さすがアメリ カと思った。夕刻になると バーボンストリートは人通りが 増えライブハウス、セックスショー等色々な店がオープンする。 私はJazzを聴きに行ったので3日ともライブハウスに行き本場のJazzを楽しんだ。
今回の留学(という名をかたった旅行)で新しい友人も出来たが、英語は帰国後どんどん忘れ ているので資金と体力が続く限り行ったことがない都市に行きたいと考えている。
以上
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